重要文化財のスキャン、模型化(遺跡)

九州の某所で発掘された馬具の遺跡を3Dスキャンして保存するプロジェクト。

3Dスキャンは他社が行い、弊社は3Dデータを模型化する業務を行いました。


問題点1.3Dスキャンしたデータには「裏」がない

3Dスキャンできない部分は当然3Dデータが有りません。今回は遺跡の表面しか3Dスキャンできない為、表面の「裏」にデータが無い状態でデータを受け取りました。

3Dプリントするということはデータが現実世界に現れるということです。ですので、現実世界の法則に従ったデータでないといけません。つまり上記のままでは出力できないのです。3Dプリントを可能とするデータ加工が必要となります。


問題点2.3Dプリントのサイズには限界がある

3Dプリンタの最大出力サイズを超える物は出力できません。そんな場合は分割して3Dプリントすることになります。3Dプリンタが自動で分割してくれることはありませんので、3Dデータ上で分割を行います。

展示しやすいように脚も付けてます。

分割した3Dデータを3Dプリントし、それをまた結合します。

この様に、3Dスキャンしたデータを模型化するにはノウハウが必要です。(3Dプリントの結合にもコツがあります)


その他

3Dデータジャパン

3Dデータ活用 の 3Dデータジャパンです。重要文化財の3Dデータ化、地形計測データ(点群データ)の模型化、立体加工サービスの他、3Dデータを用いた企画、開発及びそれらのコンサルティング等を行っております。

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